農園のこと
”自然栽培”は特別な栽培方法ではない
2005年から本業の傍ら独学で自然栽培を実践し、3年の準備期間を経て2008年に20年従事した外食業界を退職。
耕作放棄地を開墾して新規就農、現在年間約200品目の野菜を栽培し、全国の伊仏シェフや個人の方にお届けしています。
3年の準備期間中に栽培方法に関する本を沢山読んでもどうしても納得できない、理解できなかったこと。
それは
「なぜ肥料や農薬を使わなければいけないのか?」
という疑問。
自然の中で育つ植物に誰かが肥料を与えているわけではないのに、山の木々はなぜ茂り、実をつける?
本来植物は人の手を借りなくても生きているもので、人の都合(規格や見た目等)で考えるから余計な事をしているんじゃないか?
そんな時に自然農法・自然栽培という言葉に出会いました。
考え方、虫や草の捉え方などどれもが腑に落ち、自分の栽培スタンスが決まりました。
それは今に至り、これからも変わりません。
人の手によって野菜に負荷(肥料で収量を増やす)をかけない。
野菜にとって余計な事をせず、甘やかさず、野菜が育ちたいという環境を作ることに徹する。
それに徹しているから「力強い野菜」が育っているのかもしれません。
当園の栽培方法
肥料、農薬、除草剤一切使用しません
当園の全圃場は、耕作放棄地(3年以上放置)を開墾。
施設栽培は行なっていないため、端境期(※)が発生。
動物性堆肥一切不使用。
資材(マルチ等)は使用。
草は必要に応じて草刈り。
※対策として提携生産者(栽培方法は当園監修)より供給
土磨自然農園の理念
(1)”まち”を変える
地域の方が畑を通して繋がり「食への意識」を変える
(2)”農”を変える
就農支援や農業を取り巻く仕組みを変えて、誰もが目指せる「生業としての農業」に変える
(3)”未来”を変える
自然栽培野菜を身近に普通に手に入れられ、その生産者が誇りを持てる「未来」に変える
業務内容
(1)就農・販売支援
自給自足への憧れではなく、自然栽培で「生業」とする就農への最初のステップの実践的学びの場と就農後の販売支援と連携
農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)県認定の新規就農者研修農園
農業をはじめる.jp
研修は随時受入中(面談あり) → お問合せはこちら
(2)講師・講演・セミナー
自然栽培を学ぶ農学校の"manabiba"と”manabiba plus" の講師、新規就農希望者への講義、料理教室や各自治体、カルチャーセンター、学校、取引先レストランでのコラボイベント等
(3)食育活動
園内調理に拘る幼稚園・保育園向けに栽培、農作業体験、農園見学会、子供たち向け&大人向けの体験プログラム
(4)専用区画にて年間契約栽培(レストラン・法人福利厚生向け)
専用区画をレストラン様の「自家農園」として、当園が年間契約で作付け栽培
(5)野菜定期便(個人・レストラン)、野菜&苗の畑での直売(収穫期のみ)
月1回、隔週、毎週などご希望の頻度でお届け
(6)地域活性・商品開発
地域農産物(米・野菜・果物)を使用した商品開発と地域活性
(7)農地保全
耕作放棄地を農地として維持するため除草作業請負
(8)法人・個人への出張サポート
他業種とのコラボ、企画・提案、家庭菜園の出張サポート 他